肥満について

肥満とは単純に体重が重い状態のことを指しているわけではありません。体内に蓄積されている体脂肪が多い状態のことを指します。
体脂肪というものは付く場所によって、皮下脂肪と内臓脂肪の2つに分けられています。皮下脂肪は字の如く皮膚の内側につき、衝撃や寒さなどから身体を守る役割があります。特に女性は赤ちゃんを守るため男性よりも皮下脂肪が多く、付きやすい傾向にあります。
内臓脂肪は内臓の周りについており、内臓脂肪が多いと血液中の脂肪分が増える原因となり生活習慣病を引き起こす可能性が高まります。
しかし、体脂肪や体脂肪率を正確に測ることは難しいため、現在はBMI(Body Mass Index)と呼ばれる簡単な計算で算出できる指標が広く使われています。BMIの算出方法は以下の式になります。
BMI = 体重kg ÷ ( 身長m × 身長m )
BMIが18.5以上~25未満の間に収まっているようであれば普通体重と呼ばれ、肥満や栄養不足(痩せすぎ)という判断はされません。しかし、25以上の場合は肥満と判断されてしまいます。更に35以上になると高度肥満と定義され診断や治療が必要とされています。
肥満の原因

やはり最も大きな原因は過食(食べ過ぎ)でしょう。食事などで摂取したエネルギーが消費されないと、脂肪として体内に蓄積されてしまいます。更に現代では電車や車など移動手段や家電が便利になったことで消費エネルギーが減っていることも肥満社会の背景にあると考えられています。
特に、毎日電車で通勤し、デスクワークの仕事に就いている方は肥満に対して注意が必要です。仕事中にほとんど動かない方は、基礎代謝分しかカロリーを消費しないので、太りやすいといえます。若いころにはいくら食べても太らなかったという方も、基礎代謝は年齢とともにどんどん落ちていきますので、年を取るにつれて肥満のリスクは高まります。自分の一日あたりの摂取カロリーと消費するカロリーを知っておくことで、肥満のリスクを下げることができますので、摂取カロリーと消費カロリーが釣り合うような食生活を心がけることが重要です。
食事量は多くないものの食事の取り方が誤っているために太ってしまった、というパターンもあります。エネルギーの消費が少ない夜の食事量が多いや就寝前の食事は肥満の大敵です。
欠食も

また、食事を抜いてしまう「欠食」も大きな問題です。欠食をすることによって空腹時間が長くなると、体は食べたものを効率よく貯蔵しておこうとします。ダイエットのために食事を抜く方は多いのですが、実際には肥満につながりやすくなる可能性がありますので、規則正しい食生活を心がける必要があります。
他には運動量不足や遺伝などがあります。特に運動はエネルギーを消費するだけではなく、エネルギーを消費しやすい(基礎代謝が高い)身体作りにも繋がるため、ダイエットや肥満防止においては非常に重要です。
また、食事を抜いてしまう「欠食」も大きな問題です。欠食をすることによって空腹時間が長くなると、体は食べたものを効率よく貯蔵しておこうとします。ダイエットのために食事を抜く方は多いのですが、実際には肥満につながりやすくなる可能性がありますので、規則正しい食生活を心がける必要があります。
遺伝に関しては、基礎代謝を下げてエネルギーを消費しにくくする肥満遺伝子というものが関係していると考えられています。これは食糧が足りなくて飢餓状態になることが多かった人類が生き抜くために進化したものだといわれており、この遺伝子が強い方はエネルギーの吸収効率が良く、肥満になりやすいとされています。ただ、実際に体へ大きな影響があるのは遺伝子要因よりも環境要因なので、努力次第で肥満は解消できます。
ダイエットについて
ダイエットにおいて必要なことは体重を減らすことではなく、体脂肪を減らすことです。一時的な体重の増減にとらわれ過ぎないようにしましょう。急激な体重の減少は無理なダイエットや食事制限に頼るところが大きくなります。しかし、急激なダイエットはリバウンドを引き起こしやすいと言われているため、長期的に無理をしすぎないよう理想の体型を目指していきましょう。
食事を制限する
ダイエットといえば食事制限を思い浮かべる方も多いでしょう。人間の体は何もしなくてもカロリーを消費しますので、食事制限でカロリー摂取量を抑えることができれば自然と痩せていくはずです。ただ、食事制限の落とし穴は、先ほども紹介した欠食についてです。
朝食を抜いたことによって、昼食や夕食のカロリー吸収の効率が上がってしまいます。特に昼食はカロリーの高いものを食べることが多いので、朝ごはん抜きダイエットなどは逆効果の可能性があります。食事の回数を減らすのではなく、毎回の食事をバランス良く取ることによって、健康的に痩せることを目指しましょう。
運動する

ダイエット手法として食事制限と並び、知名度が高いのが運動です。運動することによってカロリーを消費しますので、運動はダイエットに必要不可欠です。肥満解消のために運動を行う際に多いのが、負荷の大きい運動を一気に行って、継続できないパターンです。ダイエットに大切なのは継続することなので、まずは軽い負荷の運動を毎日継続するようにしましょう。たとえば、日常生活の中で歩く時間を増やすことが有効です。駅まで自転車で行っていたのを徒歩に変えたり、近距離の場合は電車通勤を自転車通勤にしたりするのがおすすめです。
他にも、エスカレーターを使わずに階段を使うなどの工夫を行うことで、日常の中で体を動かす習慣をつけけることで、日常生活におけるカロリー消費量を高めていくことができます。そうした日常生活の運動量はごくわずかであっても、毎日積み重ねればかなりの消費に繋がります。体重が少しでも減ると、ジョギングを行う際に体にかかる負担も減りますので、軽い運動からじょじょに負荷の大きい運動に変えていくのも良いでしょう。また、スポーツジムやプールでのトレーニングも効果的に体重を落とすことができます。こういった施設の利用はモチベーション維持にも役立ちますので、モチベーションをうまく維持できないという方は活用してみてはいかがでしょうか。
お薬やサプリメントを併用して効果的にダイエット

生活習慣の改善や適度な運動に合わせて、お薬やサプリなどでダイエット効果を高めることは有効な手段の1つです。
食事制限をしたくない、好きな食事は取り続けたいという方は食事で摂取した脂質の30%を身体に吸収されるまでに体内に排出する脂肪阻害剤をオススメします。オルリファストやゼニカルなどが有名です。ただし、炭水化物は影響を受けずそのまま吸収されてしまうため注意が必要です。
対してカーボブロッカーは炭水化物の吸収を阻害する効果があるサプリメントです。また新陳代謝を活発化させる作用もあります。
こういった食事制限を和らげる効果のあるお薬やサプリメントはダイエットを長く続ける強い味方と言えるでしょう。
他にも食欲を抑制するサプリメントもあり、自然と食事量が減り効果的に痩せることができます。アーユスリムやビプロスリムなどがあり、脂肪が燃焼しやすい身体を作る効果にも期待できます。
こういったダイエット用のお薬を利用すれば、心にも体にも負担をかけずにダイエットができます。お薬の服用と合わせて運動も行えば、体重は効率よく落ちていくはずです。結果が目に見えますので、モチベーションを保ち続けることもできます。
お薬のおかげで食事制限が軽くなる分、好きなものを食べることができないといったストレスも感じにくいので、リバウンドもしにくく楽しくダイエットすることができます。今までダイエットが続かなかった方や、なかなか効果を実感できなかった方も、食事制限と運動、そして薬を組み合わせることで、必ず痩せることができるでしょう。肥満の解消は様々な病気の予防にもつながりますので、すぐにでも効果的なダイエットに取り組みましょう。
ゼニカル
『脂質』の摂取量が多い方に対して有効

食事で摂取した脂質を吸収される前に体外へ排出させます。脂肪の過剰摂取は肥満、高血圧や動脈硬化などの原因となる場合があります。普段の食事で牛肉、豚肉など脂肪分が多い食事や食材を好む方々に人気があります。 服用のタイミングは食事の直前、直後、食事中であれば効果を発揮します。ただし、お米や麺類など炭水化物に対しての効果はありません。
価格
120mg×42錠 8,400円 | |
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120mg×84錠 16,000円 | |
120mg×168錠 28,500円 |
カーボブロッカー
『炭水化物』の摂取量が多い方に対して有効

ゼニカルやオルリファストが『脂肪』に対して有効なら、カーボブロッカーはご飯やパン、麺類などの炭水化物に有効なサプリメントです。食事により摂取した、炭水化物800キロカロリーまでの吸収を防ぎます。その他にも新陳代謝を活発化させ脂肪の燃焼を促す効果もあります。そのため、太りにくく痩せやすい身体を作ることでダイエットをサポートします。
価格
150錠 4,950円 | |
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